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“mints(ミンツ)”への期待

 裁判関係の書面はFAXで送るのが当たり前、それが我々の業界でした。

 しかし、ついに、ようやく、満を持して、民事裁判において、オンラインで書類提出をすることが出来るシステムの本格的な運用が開始されました。

 その名を「民事裁判書類電子提出システムmints(ミンツ)」といいます。最初にこの情報に接したときは、「mints」という文字だけでした。

 「これはどう読むのだ?ミンツで大丈夫だよな?裁判所でミンツと言って、もしマインツ読みだったらどうしよう。」と内心ビクビクしていたら、ある先輩が、何のてらいもなく「いやー、ミンツが始まりますなぁ。もう登録した?」と話していたので、「ああ、ミンツと読んで良かったんだ。」と、こっそり安堵したのは良い思い出です。

 安堵すると、次は、「はて、なぜmintsという、凝った名前なのだろう。」という疑問を持ちます。何かの略称だろうか。調べてみると、“mints”とは、「MINji saibansyorui denshi Teisyutsu System」の略称ということでした。

・・・なんですと。

 この略称が公表されたとき、各所から様々な反応があったであろうことは容易に予想できますが、野暮なことは言わないことにします(新たな運用を普及していくには馴染みやすい愛称かつ話題性のある愛称が一番!だと思うので、私としては好意的に受け止めています。)。

 今後どのように普及していくのか、利便性向上への期待を込めて、実務運用が広がっていく過程を見守っていきたいと思います。